傀儡伽羅倶利

主に阿紫花受。

090

阿紫花英良

 

「……黒賀の衆…!?」

「…殺し屋の…寄り合いみてぇなもんでさ…」

阿紫花、30歳未満お断りだったのですが、代謝機能の強制促進のせいで歳をとるのが早くて、見た目は30過ぎだけど実は16てゆ〜のなら若くても許す!

逆しろがね、逆O…こっちの方がよっぽど萌えるよ〜♪

089

才賀勝×阿紫花英良

       

まっくろくろのかみはからすのぬればいろ、黒賀のあしはなは、ばらの花のかげで、うとうとしていました。

もえるように赤いばら、うす赤いばら、貝のように白いばら、黄いろいばら、ばらは色とりどりにさきみだれ、うっとりするようなにおいをさせていましたし、日の光は、さんさんと、あしはなにふりそそいでいました。

ですから、あしはなはもう、いいきもちで、ねむたくて、ずうっと、くうくうねむりつづけていたのです。そんなときのあしはなのかみは、まるでじょうとうの石炭のように、つやつやと黒く光っていました。

おや?

あしはなは、ふっと目をさましました。なんだかけしごむみたいに小さな足おとがちかづいてくるのです。見ると、まさるでした。あしはなには気がつかないらしく、よたよた走ってくると、ぺたん、とすわりました。

その顔は、まるでいっしょうけんめいでした。目もはなも、いっしょうけんめいでした。

あしはなは、まさるがびっくりしないように、かた目だけ、そうっとあけて見ていました。

まさるはやっぱりずうっと、いっしょうけんめいな顔をしていましたが、そうっとうつむくと、ゆびさきをなめました。

そして、はあっと、ためいきをついて、こういったんです。

「ああ、よかった。おとうさんじゃないよ。ぼくのてだよ、お日さまのあじがするもの。」

あしはなは、それをきくと、おかしくて、せなかがこそばゆくなりました。それで、うんとのびをすると、立ちあがっていいました。

「どうしたんでさ、坊や。坊やのゆびはいつだって、坊やのゆびじゃねぇですか。」

小さなまさるは、びっくりしたように、あしはなを見ましたが、かなしそうにいいました。

「あのね、ぼく、もうすぐ、おとうさん…さいがさだよしになっちゃうっていわれたんだ。ねえ、おとうさんになったら、きっところされちゃうよねぇ。」

まさるは、まるい目に、いっぱいなみだをためていいました。

「だんなですって? 坊やが? へえ、なんででさ。あたしゃ、人がべつの人間になったなんてはなし、きいたことがありやせんぜ。」

「でも、そういったよ。」

「だれがでさ。」

「あのね、おじいさん。ぼくの……しんだはずの……。」

「なんていったんでさ。」

「あのね、ぼくをおさえつけて、あっ、さだよしだ! っていったんだ。」

「へぇ、だんなですか。(おやこたぁいっても、坊やとだんなぁあんま似てねぇとおもいやすがねぇ。)…それで?」

「それでね、いうの。こら、おまえは、もうせん、ころしそこねたさだよしだな。子どものふりなんかしても、すぐにわかるんだぞう。もうじき、かんぜんにさだよしになるにきまってる。そうしたら、こんどこそかんぜんにいきのねをとめてやるぞう、っていったんだ。だから、ぼく、いそいでにげてきたんだ。こわかったよう。」

「だんなねぇ、ひどうなお人でしたからねぇ。」

あしはなは、はぁと、ためいきをつきました。まさるは、とびあがりました。

「ぼく、まだ、おとうさんじゃないよう。」

「あぁ、すいやせん。だんなじゃありやせんよ、もちろん。それに、坊やがだんなになっても、ぜったい、あたしゃ、ころそうとしたりなんかしやせん。(どっちかってぇと、配下にくわえてほしいくらいなもんで。)


「あっ、こんなところにいやがったのか!」

中年のおとこでした。男は、むさくるしい身なりで、どたどたばたばた、かけよってくると、まさるの首ねっこをつかまえました。

「しんぱいさせてんじゃねぇ! おめ〜は、この、なかまちサーカスのかぞくなんだ。」

その日から、まさるは、なかまちサーカスの子どもになりました。

まさるは、あしはなとなかよくにんぎょうくりをしたり、あそんだりしていますが、ときどきしんぱいになるのです。

「ぼく、おとうさんになってたら、どうしよう?」

まさるは、ゆびをなめ、うでをなめてあんしんします。

「ふふっ、お日さまのにおいだ。まだ、おとうさんになってないらしいよ。」

先日、部屋を片付けてたら、小っさい頃、大のお気に入りだった本を発掘したもので、懐かしさのあまり。

黒ねこのプー=阿紫花、子ねこ=勝で♪

子ねこを引き取るモモちゃんは…仲町?

おぉ、坊やと兄貴でハッピーエンドだ♪

これなら坊やが仲町ん家の子になっても良いかも(笑)

       

088

銀&正二

いろいろな人間からお荷物あつかいされるうち、僕は乱暴者のカオを持つようになった。

どんなにツラい時でも暴れていれば、なんとかソレをやりすごせる。

 

……だけど、そんな僕を商館長はうさんくさいヤツだと思っていたんだな。

僕が12歳の誕生日を迎えた日、商館長は彼と僕の仲を引き裂いた。(商館長、ジャコブ・インを伴って帰国。)

彼は死んだよ。自動人形を破壊するため、責任をとって…井戸に飛び込んでね。

087

阿紫花

 

086

勝×阿紫花

 

“蛇”な兄貴。貞義との関係がこんな風でも良いな〜と♪

あと、イル・カッロのおに〜さんが…♪

顔は別にフツ〜なのですが、表情とか仕草とか喋りとかが兄貴をホ〜フツとさせてグゥ♪

つ〜ワケで小さくイル・カッロ的兄貴を。

で、バンシーがかっちょ良いのです。あ〜ゆ〜人形(バンシーは人形じゃないけど)兄貴に繰って欲しいな〜。アンジェリーナ人形がアリならバンシーちゃんもアリだい。

085

勝×阿紫花

 

坊やとね、いちゃいちゃ手をつないでほしいのです♪

でも、兄貴の指は一番の性感帯なので(確定)こんな余裕ブッこいてもらんないか(笑)

084

教授

 

083

才賀勝×阿紫花英良

さらって!

今なら…今なら堕ちる!

黒賀に連れ帰って立派な人形遣い若しくは人形師に育てて欲しいのに!!!(ついでに村に置いてきた鳴海と感動のご対面(笑))

なんで兄貴がこの場に居ないのよ(涙)

082

加藤鳴海×阿紫花英良

定員

きっとお代は取られるだろ〜けど(笑)でも兄貴はあんま金額には頓着しなさそうに思うので10円でも乗せてくれたんじゃないかと。

鳴海も運が悪いよな〜。1度ならず2度までも、他人を切り捨てて身内の生還率を上げたつもりが、他人と一緒に脱出手段も切り捨てちゃってるんだもの。(1度目はまぁ、勝のおかげで未遂に終わったけど)

3巻の時は勝の言葉に聞く耳持ってたのにねぇ。今回はなまじ脱出手段(空ポッドで打ち上げ)があったのが悪かったのか。

まぁ、3巻のあれこれ覚えてないんじゃ反省学習もないもんね。やらなくても良いイス取りゲームやって1名脱落か…ご愁傷様。

081

鳴海とかジョージとか阿紫花

「兄さん達の状況は知ってやす。自動人形達と差し違え、壊滅寸前に陥ったコト。そしてあるコトバを頼りに、必死の調査をしているコトもね」

「……」

「そしてソレが実を結んでねぇコトも」

「さすがだな、その通りだ(つ〜か、ずっと見てんだから知ってて当たり前じゃね〜か)

「『必勝を祈って 才賀アンヂェリーナ』…………でしょう?」

「…………」

「こいつはいわゆる村の掟ってヤツで黙ってなきゃならねんですが、あたしは『アンヂェリーナ』て名めぇの1人の人物を知ってやす」

「(持って回った言い種に怒)」

「教えて欲しいですかい? 本当に?
教えて欲しいんですかい? 本当に? 本当に?(楽しそ〜に)

「何が言いてぇんだ(怒)」

「おいてけぼり喰らったあたしが、自分らだけでケツまくって逃げちまったあんたらに力を貸してやろ〜なんてのは本来ありえねぇこった。
これってのも、兄さんが死んだと思い込んで酷く落ち込んじまった坊やに兄さんを引き合わせて喜んでもらいてぇと思ってるからで。そこいら辺を理解して欲しいですねぇ」

(坊やって誰だよ…つ〜か俺は別に逃げるつもりは無かったんだ!)わかった………了解するぜ」

「ですがそれだけじゃぁ、教えちゃやれやせんね」

(今まで横で黙って聞いていた)なんだと?」

「人にモノを尋ねる時にゃでぇじなコトバってのが要るでしょう?
『お願いします』ってぇコトバがね」

「お前、黙って聞いていれば言いたい放題を!!(カトウナルミの肩を持つのは癪に障るが、これもアンジェリーナ人形捜索のため…ガマンガマン)

「ジョージ!!(激高するジョージを制して)
一言だけで掟とやらを喋ってくれようって言うんだ。悪いハナシじゃないだろ。それに今は四の五のいってられる場合じゃねぇ。掴めるもんなら葦でも藁でも掴もうじゃねぇか」

「カトウ…(ナルミの子分みたいな自分に怒)」

「(ニヤリ)」

「『お願いします』どんな小さなコトでも構わねぇから教えてくれ。…………え〜と、誰だっけ?」

(小声で)阿紫花英良!(何で私が!!)

「『お願いします』どんな小さなコトでも構わねぇから教えてくれ。阿紫花英良……さん(うっ、違和感)

「いいでしょう、いいでしょう。了解しやした。…………え〜と、時に兄さん、名めぇは何ていうんでしたっけ?」

(小声で)カトウナルミ!(お前はこいつを知ってるんじゃなかったのか!?)

「あ〜ハイハイ。そ〜いやそんな名めぇでしたっけ。了解しやした。カトウの兄さん」


「今を遡ること100年以上めぇのことです。どういう経緯かは知りやせん。よんどころねぇ事情でとある組織から1人の別嬪さんが逃亡しやした。
方々を流離った挙げ句に辿り着いたのが兄さん等やあたしらが遣ってる人形を作ってる人形師の居る日本だったんでさ」

「それが一体どうしたんだよ。俺とミンシアが聞いた話を総合すれば判りそうな話しじゃないか」

「彼女は日本に辿り着き、人形師に出会うと彼等の内の1人と結ばれやした。そうして人形師の指示でとある村に身を隠したんでさ。
そりゃぁそうだ。組織から逃げたんですからね。どんな制裁が待ってるか知れねぇ、追っ手に見つからねぇようにしねぇと。
あたしの知ってる『アンヂェリーナ』ってな隠れ里に住んでた銀髪のご婦人の名でさ。
彼女『アンヂェリーナ』は里で堂々と実名を名乗り大手を振って暮らし続け、人形師との間に1人の子をもうけた後、10何年かめぇに天に召されちまった」

「………(驚)」

「何で知ってるのかってぇ顔ですね。匿ったんでさ。黒賀(あたしら)が、強力にね」

兄貴、坊やのこととか才賀のこととか教えるにしてもね、思わせぶりに、もったいぶって、焦らしまくってからにして欲しいなぁと♪

弱みにつけ込んで、強く出れない鳴海をさんざん振り回して欲しいのです♪

で、坊やを喜ばしてやりたいってのもあるだろ〜し…何より、口から生まれたよ〜なあの男が、何時までも黙っていられる訳もなく…結局教えちゃって、教えて貰ったからにはこっちのモンとばかりに鳴海に逆襲されちゃったり♪