020
勝×阿紫花
何故にこのよ~な格好をしてるのか? 某掲示板に書き込んだ、とある予想が全ての始まりなのです。そのうち小説で…か、書きたい…(汗)
019
阿紫花英良
018
羽佐間×阿紫花
2,000hit祝い。
017
ギイ×阿紫花
1,600hit祝い。
016
勝×阿紫花
先の鳴海×阿紫花が勝にバレたら…ってなシチュエーション、かな(汗)
015
加藤鳴海×阿紫花英良
「えぇ? また失敗したんですかい?」
人けのない部屋に引きずり込まれた阿紫花は、啄むように唇を求めてくる鳴海をかわしながら呆れたような声をあげる。
「もう、言わねぇでくれよ。これでも落ち込んでんだからよ!」
逃げられないように壁際に阿紫花を追い詰めながら鳴海が睨み付けてきた。
「だからって…なンで、こ~なるんです…」
一向に唇を許す気配のない阿紫花に焦れた鳴海に首筋を舐めあげられ、阿紫花は呼吸を乱し始める。
「何でって…報告しろっつったのはあんたの方じゃねぇか」
首筋に顔を埋められ表情を伺うことはできなかったが、鳴海のふてくされたような声音が首筋をくすぐった。
「こ、ンなことまで、するなんて…言った覚えは、ねぇンですが…しようのねぇ人ですねぇ…」
阿紫花はため息をつくと、鳴海の頭髪に指を梳き入れゆるく引き寄せてやった。
シュッ
ネクタイを引き抜き襟元をくつろげると、鳴海は阿紫花の胸元へと舌先を移してゆく。
「くく、ちったぁ上達したじゃねぇですか…なンでこれで上手くいかねぇン…っつぁ」
からかわれた鳴海は立ち上がり始めた胸の突起に歯を立て、阿紫花に小さく悲鳴をあげさせた。
「だからそれは言うなって! 俺ぁこれでも繊細なんだ。まだ引きずってるワケよ」
歯を立てたまま喋られて、阿紫花の躯に漣が走る。
「や…」
その感覚から逃れるように鳴海の頭を押し退ける阿紫花の動きに合わせ、鳴海は更に下方を目指してゆく。
骨のない部分に舌を這わされ、切れぎれの吐息をこぼしていた阿紫花だが、ベルトがはずされジッパーが下げられる音でハッと我に返った。
既に膝をつき、下着ごと下衣を引き降ろして阿紫花自身に顔を近付けようとしていた鳴海を、阿紫花はいきなり蹴りあげる。
「っとぉ。何だよ、危ねぇなぁ!」
寸でのところで阿紫花の膝を受け止めると、鳴海はそのままその脚を肩に担ぎ上げた。
「な、何で別嬪さんとの練習に、こんなことする必要があんですか!」
阿紫花は鳴海の頭を引き剥がそうと髪の毛を掴むが、指に力を込める前に両手首を纏めて掴まれ抵抗を封じられてしまう。
「何でって…前にやってもらって…やってもらってばっかじゃ悪いじゃねぇか」
「い、要らねっ…ひっ」
舌先で触れられて悲鳴があがる。
深く口内に導き入れられ、戸惑いつつも巻き付いてくる熱い舌に阿紫花自身は一気に頂点まで登り詰める。
「や、ぁ、やだって…止してくんなっ、て言っ…て…やっ」
両腕の自由を奪われて何処にも縋り付けない躯は、散らしようのない快楽に苛まれてびくびくと痙攣する。
「ん゛~~~?」
「あ、あぁぁっ」
含んだまま声をたてられ、咄嗟のことに阿紫花は堪え切れずに鳴海の口内に吐き出してしまった。
「…ひょっとして、するのは良くてもされるのは嫌いだったのか?」
ずるずると床にしゃがみ込んでしまったきり、言葉もない阿紫花を鳴海は申し訳なさそうに覗き込んだ。
阿紫花は力の入らない足で鳴海のむこう脛をぽかりと蹴飛ばすと、余韻で潤む瞳で鳴海を睨めつける。
「~~~い、嫌がってンのに止めねぇなんて。下の下ですぜ、兄さん」
「わ、悪かったよ。俺は…その、よ。き、気持ち良かったから…あんたも、い~かと思ったんだよ。お…俺ばっかり良くったってしょ~がねぇし…」
目を泳がせて消え入りそうな声で言い訳する鳴海に、項まで朱に染めた阿紫花がわめき出した。
「えぇ、えぇ! 兄さんは立派な女殺しになれやすよ! あたしが保証してあげやす! 別嬪さんにだってね、そ~言ってやりゃぁいいンですよ!」
いきなり暴れ出した阿紫花に面喰らっていた鳴海だが、ふいに真顔になると腰に腕を回してぐいと引き寄せる。
「な、何です」
まじまじと見つめてくる鳴海に、阿紫花はドキリとして振り上げた拳を降ろしてしまう。
「いや、あんたって見かけに寄らず可愛いよなぁ」
一転、破顔する鳴海に阿紫花は益々赤くなって怒り出した。
「お…男が可愛いなンて言われて、喜ぶとでも思ってんですかい!」
ひとしきり暴れて気が済んだのか、おとなしくなった阿紫花を鳴海は軽々抱き上げて脇にあったソファの上に横たえてやる。
「何です…今日はもう疲れちまったから、イヤですよ」
体重を掛けないように気を遣いながら覆い被さってくる鳴海の肩を、阿紫花はめんどくさそうに押し返す。
「イヤって…俺まだイってね~よ…」
くたびれきった様子の阿紫花を無理矢理押さえ付けるわけにもいかず、鳴海ははだけたワイシャツの間から差し入れた手で阿紫花の脇腹を未練がましく撫で上げる。
「全く…本ッ当にしようのねぇ。さっさと済ましちまってくだせぇよ」
阿紫花は軽く顔をしかめて見せると、鳴海の肩に掛けていた手を頭上にばたりと投げ出した。
終
014
加藤鳴海×阿紫花英良
阿紫花は呼吸を整えると、跨がっていた鳴海の上から腰を浮かせた。
ずるっ
濡れた感触と共に阿紫花の中の鳴海自身が引き出される。
「っ…」
唇を噛み締めてその感触に耐え立ち上がると、拍子に片足抜かれたままになっていたスラックスが床に滑り落ちた。
舌打ちして落ちた下衣を引き上げようと伸ばした腕を、掴まれたと思う間もなく強い力で引き寄せられ、気が付くと阿紫花は鳴海の腕の中に抱き竦められていた。
「ちょっ…何すんですか! もう用は終わったでしょうが」
左腕は腰に廻したままで、右手を下肢に彷徨わせ始めた鳴海に慌てた阿紫花は、その手を引き剥がそうと袖口を掴む。
「あ、あんたはまだイってねぇだろ」
阿紫花は力任せに引いているつもりなのだが、鳴海は気にする風でもなく大腿を撫で上げる。
「け、結構ですよ…子どもは余計な気ぃ、遣わなっ…ぁっ」
止めさせようともがいていた阿紫花だが、鳴海の指先が中心に触れると抵抗が途切れる。
ゆるく掴んでさすってやると、阿紫花自身は静かに反応を返して来た。
「ん…やめ…」
それでもかぶりを振りながら拒む阿紫花だが、袖口を掴んだ手は鳴海の腕の動きにつれてまるで促すかのように揺れるだけだった。
「へぇえ、あんたでもこ~ゆ~時ゃ結構、かわいい顔するもんなんだなぁ」
乱れ始めた阿紫花を見て余裕を取り戻した鳴海は、にやりと笑って軽口を叩く。
「お、大人をからかうモンじゃ…ありやせ…ン」
強がってみても既に自身からは白濁したものが溢れ出し、鳴海の手を濡らし始めていた。
「ちぇ、やっぱりあんたはヤな奴だよ」
口を尖らせて睨み付けながらも阿紫花を追い詰めることを止めない鳴海に、阿紫花は諦めて袖口を掴んでいた指をほどき鳴海の首に腕を絡ませ、爪先立って耳元に唇を寄せると囁いた。
「も、好きにしてくだせぇ…」
「く…ふ、ン」
緩やかな愛撫を加えるのみで解放を許さない鳴海に、阿紫花は焦れて続きをねだる様にすり寄ると絡めていた腕に力を込めて首を引き寄せ深く口付ける。
鳴海の舌を引き出し口内で味わう。
混じりあった唾液を喉を鳴らして飲み下すと、応えるように鳴海も阿紫花の口内を貪り出した。
今度は息の上がっていた阿紫花の方が先に息苦しさに音をあげる。
「は、ぁあ…に、兄さん、も…焦らさねぇで…早く…」
首を振って鳴海の唇から逃れると、はずみで膝が崩れる。
「っと…」
鳴海は膝を打たないように支えてやりながら阿紫花を床の上に引き倒した。
「? 兄さん…」
「わ、悪ぃ。俺も、もっかい…」
ばつが悪そうに口籠りながらも膝裏に腕を差し入れてくる鳴海に、阿紫花はクスリと笑みを洩らすと鳴海の動きを助けるように片膝を立ててやる。
頭を間近に引き寄せ、瞳を覗き込みながら阿紫花が笑む。
「じゃ、ぁ…今度は一緒に…」
「お、おう。こっ、今度は一緒だぜ」
互いの瞳しか見えない程間近で見つめられて、耳まで赤くなりながら鳴海は頷いた。
「ん…ぁ」
既に鳴海の体液で潤っている其処は、入り口を探る鳴海の指をぬるりと飲み込む。
慣らすように内部を掻き回す指を絡み付くように締め上げて、奥へといざないながら阿紫花が喉の奥で笑う。
「な、何…」
「くく…、無理しなくっても。も、来ちまって…大丈夫ですよ…」
快楽に声を途切らせながらも、半身を起こして見透かすような笑みを鳴海に向ける。
「兄さんの、を…あ、あたしの中に…一緒に、イくんでしょう?」
腕を伸ばし汗で額に張り付いた髪をかきあげてやると、鳴海は耐えきれないように呻いて高く阿紫花の膝を担ぎ上げ、指を引き抜いて代わりに既に充分な質量を持った自身を突き立てた。
「っあ、は」
1度洗礼を受けた阿紫花の内部は、強引に最奥を求める鳴海をきつく締め上げながらも柔軟に飲み込んでゆく。
膝立ちに立ち上がり完全に挿入を果たした鳴海は、深く身を折らされ苦し気に浅く息を吐く阿紫花に気付き、途絶えていた自身への愛撫を再開してやる。
「すまね。一緒に、いくんだったよな…」
耳元で囁かれて、思わず阿紫花は一層中のものを絞り上げた。
「も、動くぜっ」
阿紫花の返事を待たず、鳴海は突き上げるように激しく動き出す。
同時に阿紫花自身に絡めた指にも力を込めた。
「ん…く、ふ、っあ」
阿紫花も更に深く躯を折り曲げ、鳴海にしがみつきながら自ら動き出す。
「くっ、あ、阿紫花ぁっ」
「あ、あぁっ」
低く叫んで鳴海が阿紫花の体内に熱い迸りを叩き付けるのとほぼ同時に、阿紫花も鳴海の手の中に欲望の証を吐き出していた。
全ての緊張の糸を切って、2人もつれあうように床に倒れ込んだ。
しばらくは激しい息遣いだけが静まり返った部屋の中に響く。
「お、おい。大丈夫かよ?」
鳴海は、一向に呼吸のおさまる様子を見せない阿紫花を気遣わしげに覗き込む。
「…兄さん」
乱れた呼吸の下から、阿紫花が鳴海を呼ぶ。
「な、何だよ」
また何か言われるのかと、鳴海は上目遣いに阿紫花を伺いながら聞き返す。
「しょっぱなからこんなにしつけぇと…お嬢さんに嫌われちまいやすぜ」
「~~~~~~!」
頭から湯気でも出しそうな勢いで真っ赤になった鳴海を見て、阿紫花はひっくり返ったままげらげら笑い出した。
「~~~~!! ど~せ俺ぁしつけぇよ!」
いつまでも笑いつづける阿紫花に、鳴海は半ばヤケ気味に怒鳴り返す。
「くっくっく…いえ、若いってな結構なことですねぇ。全く、羨ましいこって…」
「~~~~。いつまでも笑ってんじゃねぇよ。しょうがねぇじゃねぇか。は、初めてだったんだからよ!」
膨れっ面で阿紫花を睨み付ける鳴海に、阿紫花は笑いをおさめ真面目くさった顔つきを作って言い渡した。
「兄さん。練習に付き合って差し上げたンですからね、別嬪さんとの顛末はちゃぁんと報告してくだせぇよ」
再び茹でダコの様に真っ赤になってしまった鳴海を見て、阿紫花はまた笑い出してしまう。
心底楽しげな阿紫花に、怒る気力をなくした鳴海は諦めてごろりと横になる。
「知らねぇや、もう!」
終
エレとタッパも近いし。阿紫花でエレを口説く練習をする鳴海(笑)
女の扱いとか色々教えてもらったり。
遊びまくってる阿紫花に習ったってロクな事にはならないと思うけど…
まぁ、そこはあたしの願望だから(苦笑)
どんなにガタイが良くてもやっぱ鳴海はコドモだと思ってるので…
あまり格好良くはならないみたいっす(汗)
013
ギイ×阿紫花
1,000hit祝い。
012
羽佐間×阿紫花英良
「あ、あ、兄貴!?」
「へ? あぁ、羽佐間…。あんた、あたしの水着何処やっちまったんです? いくら捜しても見つからねぇ…」
「水着ならコミの奥の柳行李の中に…って、兄貴! 行水すんならせめて日陰でやってくだせぇよ!」
阿紫花は手に持ったうちわで日を遮ることもせずに、自分を怒鳴りつける羽佐間をとろんとした目つきで見上げる。
「変ですねぇ……ちゃぁんと木陰になるようにたらいを据えたハズなんですがねぇ…」
どうやら、たらいを木陰に据え置いたものの、時間とともに木陰が移動し、たらいは日なたに追いやられてしまったらしい。
答えながら阿紫花の頭がふらふらと揺れる。どうも様子がおかしい。
容赦なく頭髪を灼く太陽に、羽佐間は恐ろしいことに思い当たる。
“熱中症か!!”
羽佐間は慌てて着ていた上着を阿紫花に押し被せ、濡れるのも構わず抱え上げると風呂場に向かって走り出した。
「しっかりしてくだせぇ! 兄貴~~~!!」
終
777hit祝い。
以前書いた「真夏の夜」の昼間の騒ぎってやつです。
なんか、うちの阿紫花は羽佐間に抱えられてばっかり(笑)
011
羽佐間×阿紫花英良
「兄貴、ただいまけぇりやした」
買い出しに出かけていた羽佐間が大きな荷物を抱えて戻ってきた。
「昼はそうめんにしやしょうね。そうめんなら食欲無くても喰えるでしょう?」
羽佐間は玄関に荷物を降ろしながら奥に向かって話しかける。が、返事は返ってこない。
「兄貴?」
ようやく家の中の様子がおかしいことに気付いた羽佐間はそっと靴を脱いでそろそろと廊下を進む。
たどり着いた居間を覗きこんだ羽佐間は仰天した。
引き出しという引き出しは全てひっぱりだされ、中身がぶちまけられている。
それどころか、押し入れの中の物までが引きずり出され、ひっくり返されている。
“空き巣か!?”
上着の内側から急いで拳銃を取り出すと、羽佐間は安全装置を解除して構える。
空き巣ならまだ良い。だが、強盗だったら…
羽佐間の背中に冷たい汗が流れる。
居間に阿紫花の姿は無かった。
阿紫花の姿を求めて羽佐間は居間を出る。
と、裏庭で人の気配がした。
羽佐間は足音を忍ばせて縁側の雨戸の陰までたどり着くと、そっと裏庭の様子を窺った。
「あ、兄貴!?」
続